大切なものを詰め込んだフォトブック

技術が進歩するということは、人々の価値観を大きく変えていくことでもあります。時には昔あった価値が薄れて、大切なものが忘れ去られてしまうようなこともあるでしょう。例えばその一つがカメラです。昔はフィルムカメラが主流でした。

もちろん今でも残っていますが、ごく一部のマニアやプロなどが使用することがある程度で、決して一般的なものではありません。フィルムカメラの特徴は、一度フィルムに焼き付けられた画像を、写真屋さんにお願いしてネガの現像をしてもらい、それではじめて撮影した写真を見ることができることです。ですので、フィルムが残っている間はまだ現像にも出せませんし、現像に出しても出来上がるまでに数日間かかります。そして、写真の一枚ずつに金額がかかり、友人などに同じ写真を渡すには、出来上がった写真を見て焼き増しを依頼し、再び出来上がるまでの時間とお金が必要となります。

つまり、一枚ずつの価値が、今よりも高かったのです。そこまで価値を高められるかは分かりませんが、フォトブックを作成すると、データで保存しているよりは写真の価値が高まります。それは、自分で写真を選択していき、一冊のフォトブックになるように編集をするからです、そして、それを友人などにプレゼントすることもできます。結婚式の写真や、同僚の送別会に思い出の写真を編集して贈れば、きっと喜んでくれることでしょう。

このようにフォトブックは、昔のように写真一枚の価値を高めてくれる存在なのです。

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